2021年1月10日日曜日

旅のはじまり

 こんにちは。スタッフえみです。

2021年はじめてのブログとなりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

こちらはSHOPから見上げた天窓。

エキゾチックな香りが漂う店内には

デザイナーの旅のかけらが散りばめられています。

"旅”はオーロラグランの大事なテーマのひとつ。

中二階の図書室にも

旅にまつわる本が並びます

こちらは数年前の夏に
デザイナーがバスクを旅してみつけた古書。
スペイン・グラナダにある
「アルハンブラ宮殿」について書かれていました。


ページをめくると・・・
オーロラグランで人気のモチーフ
”ハマムの星”発見!



そう、こちらは
グラナダの旅から生まれたコレクション
「Generalifeーへネラリーフェ」のひとつ。

今回はデザイナー川口による
コレクション誕生秘話をご紹介したいと思います。

丘の上のホテルからのグラナダの街

何年か前、スペイン南部のアンダルシア地方グラナダに向かった。
目的は切り立った丘の上に建つアルハンブラ宮殿。
そして異国のお風呂に入ること。
かつてマラケシュでも満喫したイスラム様式の建築を、
ヨーロッパのこの地でも見てみたかった。

アルハンブラ宮殿の丘に登る途中の道で

乾いた空気と強い日差しを逃れ、
幾何学的なモチーフの彫刻で埋め尽くされた石の建物に入ると、
そこはひんやり心地よかった。
古の華やかさと、レコンキスタにまつわる悲しくも気高い王の物語が、
私の妄想の中でエキゾチックな音楽をBGMにして巡っていた。

宮殿遺跡からの眺め

宮殿一角のパティオ


広大な敷地の一角にフェネラリーフェという姫君達が暮らしていた離宮がある。
果樹園や花咲き乱れるパティオ、涼しげな噴水。
そしてかつてのハマムをみつけた。
”ハマム”とはイスラム様式のお風呂のこと。
薄暗い部屋のドームを見上げると、
そこには素敵な形の空気孔。
このイスラム様式の星の形を私はハマムの星と勝手に名付けた。


ローズマリー香る湯気がたちのぼる中、
ここから月光が差し込んでいたのだろうか。
光も湯気もハマムの星の形…

夕景のアルハンブラ

いろいろな街でハマムを体験できる。
マラケシュ、カッパドキア、バルセロナ…
街によってそのスタイルも空間も違いがあり、
まさに肌で異文化を感じられる楽しみだ。

バラの生垣が似合う街

宮殿の装飾



先ほどの古書、
「GENELARIFE」の項目には
デザイナーが見た異国の景色が
そのままに記されていました。

すっかりアルハンブラの旅を堪能して
ずらりとならべたリングは
すべてヘネラリーフェより。

今こそより愛おしく思い出される

旅の一瞬一瞬。

ー旅のはじまりー

只今WEBSHOPでは旅から生まれたリングを

ピックアップしご紹介しております。


旅に出るのが難しい今、
デザイナーが見た景色を思い浮かべるように
はたまた、あなただけの景色を思い描いて
レイアードをお楽しみください。
素敵な旅のはじまりになりますように!







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